TOP対談

TOP対談 株式会社RYコーポレーション代表取締役CEO  横山 藤雄氏

弊社社長が飲食店経営者に直接インタビュー。第2回目は、株式会社RYコーポレーション代表取締役CEO  横山 藤雄氏にお話を伺いました。
--飲食業界に入ったきっかけを教えてください。

(横山氏)もともと茨城県の実家は商売をしている家系だったこともあり、物心ついたときから商売したいという思いがありました。地元の学校を卒業後、いち早く自分でやりたいという気持ちがあったのですが、外の世界もしっかり経験してきなさいという親や祖父のアドバイスもあり、ご縁のあった埼玉にある精肉店兼焼肉店を営む企業で修行を積みました。実家は精肉の卸問屋なので、私も肉業界でやっていきたいと思っていたんです。25歳で区切りをつけて独立しようと考えていた矢先、地元の商業施設から出店のお声がけがありました。ただ、家族に相談をした結果、契約間際で白紙にもどしました。なぜかというと、25歳でとがっていた自分が自信だと思っていた部分が、周りには過信に見えていたようです。実際、成功した場合のその先を描けてはいませんでしたね。それとは別のご縁で、北関東で店舗を拡大していきたいという大きな会社から誘いがありました。チャレンジであると同時に、自分がやってきたことが正しかったか確かめたいという気持ちと、もう少し経験を積んでもいいのかもしれないという思いから、独立を延期してお世話になることにしました。  

--それは飲食業だったのですか?

(横山氏)いえ、肉の小売業です。そこで2年半ほど働いている時に自社で飲食事業を立ち上げる話となり、責任者に大抜擢されました。私はずっと小売で独立しようと考えていたので悩みましたが、外食に挑戦するのもいいのかもしれないと決意しました。それが27,8歳のころです。母体が肉屋ということもあり、焼肉やとんかつといった業態をやろうとしていましたが、外食には外食のノウハウがあるだろうと、勢いのある企業のFC(土間土間)に加盟してイロハを学ぼうと決めました。私は事業部長として採用から店舗の立ち上げまで携さわるわけですが、その過程の中で、投資回収の点で問題があると感じました。社長もこのまま継続は危険だと判断をし、スタッフを含めて事業を売却しようとするなか、私には社に残ってくれということになったのです。私はその提案を受け入れられなかったので、自分が会社を作ってその事業を引き受けることにしました。これが起業したきっかけになります。荷は重いスタートにはなりましたが、何とかする、やるしかないという気持ちでしたし、数字を伸ばすために考え抜き、スタッフ一丸となったことで結果に繋がっていきました。
その後「ステーキのけん」の井戸さんと出会い、一緒に手伝ってほしいとオファーがありまして、私も新しいことに着手したいところでしたので引き受けました。そこは既存店の「いわたき鶴見店」というステーキハウスの老舗で、いまでも健在です。その後も事業ごと引き受けていくという方法で様々な店舗を展開していきました。それゆえの気苦労も絶えませんでしたがね。(笑)そこで、自分がわからない業態に手を出してはいけないと気づきましたね。社長がお店に行くのに気を使うような店舗は作ってはいけないと深く思いました。5店舗目にして博多もつ鍋のオリジナル業態を始めるわけですが、「けん」の展開も続いていました。当時は飛ぶ鳥をも落とす勢いでしたから、最大で14店舗までいき、出せば必ず売れました。

--ここまですごい流れですね。最初の店舗をいれるとこの時点で20店舗に迫りますが、その間に他にもオリジナルも手掛けましたか。

(横山氏)そうでうね、2009年頃に六本木に「ガブリシェア」という、レストランとしては初めての出店もしました。

--この14年間で49店舗の出店となりました。

(横山氏)その間閉店ももちろんありましたが、オリジナルでやってきた店はほとんど継続しています。

--そしてRYの集大成ともいえるE'VOLTAを出した矢先のコロナ禍。これからの展開はどうお考えですか。

(横山氏)これまで東京の中心で商売をやってきましたが、今回そのエリアが大打撃を受けました。幸い郊外のカフェ業態は好調だということと、E'VOLTAのようなホテルレストランに光が見えてきているので、方向性としてはカフェブランドのブラッシュアップと出店の加速、加えてホテルレストランで私たちの強みを発揮していきたいですね。
また、事業としてECがまもなくスタートします。こちらもずっと温めてきたものがあるので力を入れて行きたいと思っています。デリバリーは言わずもがなですよね。さらに、私がこれまで学んできた小売や中食といった部分においても、今までのネットワークを活かしてチャレンジしたいと考えています。コロナによって方向性が洗い出された感じです。何をやるかを決めるのは、「その事業をすることによって利益が増えて社員に還元できるか」につきます。もちろんやりたいことは色々ありますが、今はそこに集中させる時だと思っています。

--たしかに、生活様式が変わってきたなか、カフェなどで少人数で過ごす時間や空間は、いっそう大切になってくるかもしれませんね。さらにその先に描く目標や夢はありますか。

(横山氏)インパクトのある会社を作りたい、この業界に一石を投じるような存在になりたいという想いがあってやってきた面もあるのですが、これまで同様この先も「ご縁」を大事にしていきたいですね。会社の規模も大切かもしれませんがそれは結果としてであって、目的はそのご縁の中で、私たちが携わることによって街を明るくする、ゆくゆくはそのエリアの資産になるような店やモノづくりをすることです。東京のみならず地方にも積極的に絡んで元気にしていきたい、それができたらハッピーだと思います。人に、街に貢献できる人生を歩んで生きたいですね。もちろん経営もあるわけですから、いいご縁を引き寄せられるように、しっかりと今の商売もブラッシュアップさせていきます。

--横山社長らしい、スケールの大きい一貫した未来図ですね。これまでもそうですが、決断にいたるまでのインスピレーションの元はありますか。

(横山氏)直感でしょうか。自分からというよりはご縁によって繋がってきた部分が多いので、その点で恵まれていると思います。ただそうできるのも、準備ができていないと引き寄せられないと思いますから、目標やビジョンは明確にし、日々丁寧に過ごす事でそういった運や縁はやってくると感じています。

--同じ経営者としてぜひ聞きたいのですが、迷ったときはどうやって答えを出しますか。
(横山氏)一人で決断しますね。もちろんこれからの戦略など、どう思うか社員にも当然確認しますが、最終的には自分で答えを出します。

--経営において大事にしている哲学はお持ちですか?

(横山氏)20代前半に参加した様々な中小企業の業種が集まる勉強会で得たことがベースにあります。それは社内講話で社員にも伝えています。

--御社の店舗に伺うといつもスタッフさんが気持ちよく迎えてくださって。横山社長の考えが伝わっているのを感じます。

(横山氏)生き方を教えるのも大切だと思っていますので、私が大事にしている言葉や考え方を伝えられるよう、社内SNSや社内報などを通して行っています。それが社員に伝わっている結果なのかもしれません。血の通った組織にしたいので、理念や想いは何をおいても大切にしたいですし、何のために、誰のためにやるかを常に社員と共有して働いていきたいですね。

「何をやるかより誰とするか」横山社長から聞き、私も感銘を受けた言葉です。貴重なお話ありがとうございました。株式会社RYコーポレーション様の詳細情報はHPでもご覧いただけます。 HP: http://www.ry-corporation.com/index.html


■RISTORANTE & BAR E'VOLTA
所在地:東京都新宿区霞ヶ丘町11−3
三井ガーデンホテル神宮外苑の杜プレミア1階
電話番号:03-5843-1841
営業時間:7:00~23:00 ※変更になる可能性があります
定休日:ホテルに準ずる

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