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TOP対談 株式会社バイタリティ 代表取締役 岩田 浩 氏

弊社社長が飲食店経営者に直接インタビュー。
第8回目は、中央区を中心にドミナント展開をする株式会社バイタリティ 代表取締役 岩田 浩 氏にお話を伺いました。
 
--岩田社長が飲食業界へ足を踏み入れたきっかけはなんだったのでしょう。
 
(岩田氏)中学を卒業後、八重洲にあった中華料理屋に就職し、20歳までの5年間働きました。アルバイトからスタートしたのですが、その時は飲食業でやっていこうというビジョンはまったくなく、給料もいいし休みもあったので良いかなという感じでした。ほぼ自宅とお店の往復という毎日を送っていましたね。そこでだんだん料理を覚えていったのですが、20歳の頃って遊びたい盛りで土日の休みがほしくて、それもあって酒屋に転職しました。その後営業職も経験したのですが、26歳の時に「このままではだめだ」と感じて。将来何か自分でできないかと考えたときに、店を出すことならできるかもしれないと思ったんです。勉強になるような飲食の仕事を探していたところ、研修制度のあるラムラに目が留まり入社しました。
 
--何年後には独立しようなど、具体的に決めていたのでしょうか。 
 
(岩田氏)はっきりは決めていませんでしたが、絶対店を出そうという思いではありま
した。それが現実的に見えてきたのが、店長やマネージャーを経験した時ですね。自分で全てやるとしたら何が必要か、いくらかかるか、そういったことを意識しながら業務に携わるようにして覚えていき、平行してお金も貯めていました。入社して11年たった頃資金も十分になり、自分自身でできるという自信もついたことから、37歳で独立に至りました。ラムラは多業態展開していたのと、自分で業態開発にも関われたので勉強になりましたね。
 
--ラムラでの11年間ではどんなものを得れたといえますか。
 
(岩田氏)やはり業態開発のことでしょうか。成功はもちろん失敗事例もたくさん見れましたし、どのジャンルをやるにしても、例えば中華なら本場中国から特級点心職人を連れてきて、店頭で作らせることでお客様の目を引かせるなど、流行のはしりになるような開発のセンスは磨かれました。この間に150店の出店があり、売り上げもとてつもなくて。良い意味でズレを経験できましたし、楽しかったですよ。それもあって自分で出した店も、まだまだいけると上を目指すことができるのだと思います。
 
--いよいよ独立となりますが、1店舗目の鳥番長は小伝馬町エリアでの出店でした。中小の問屋街のイメージが強い街をなぜ選んだのですか。
 
(岩田氏)ラムラの事務所があり 馴染みのある場所だったんです。その頃は個人店しかないようなエリアだったのです
が、ランチはどこも大盛況でした。確かに土日は人もおらず閑散としていましたが、意外と会社も多くあって。ラムラの新店立ち上げで実際調理場に入っていたときに、ポテンシャルを感じていましたし、ここに出せば例え夜が振るわなかったとしてもランチだけで相当売れると、月商が読めたのでいけると思いましたね。
--その後、近いところで出店が続きますが、もともとドミナント展開を考えていたのですか。
 
(岩田氏)当時、私も店舗に立っていて、お客様がバイタリティの店をはしごしているという声も聞いていましたし、周りにホテルやマンションが建ち始めて、街が変化してきているのを感じたんです。そのときに「人と街の繁栄」という経営理念が生まれました。自分たちの店で街を明るくしたい、その結果ドミナント展開になるのですが、メインとなるものは同じでも見せ方やメニューなど、店ごとにちょっと違うよう工夫しています。
 
--コロナで変化した点はいかがでしょうか。
 
(岩田氏)全店テイクアウトとデリバリー対応にし、持ち帰り需要にあわせて、既存のメニューをそれ用にブラッシュアップさせました。もともとランチやテイクアウトをしていた店舗は好調ですね。また、PBも新たに始めています。たれや味噌など、アウトソーシングできる部分はどんどんそちらにシフトし、仕込みを減らすようにしています。社内の合理化を進めて、いずれは外販もと考えています。
 
--バイタリティといえば「人」というイメージです。全員に研修を受けさせるなど、やろうと思ってもそう真似できることではありません。なぜ人材育成にそこまで投資し、時間をかけるようになったのですか。
 
(岩田氏)一番の影響は日創研を受けたことだと思います。前職のときに感じた、「自分が独立したら人を大切にしよう」が根底にあって、じゃあどうやって人材育成をしていくのかというときに受講した研修で衝撃をうけたんです。自分が欲しいものは何かという問いかけの中で、仲間という答えが浮かび、なぜ仲間なのか、突き詰めると「社長も社員も孤独を感じる会社は嫌だ、チームを作りたい」ということに辿りつきました。そうなると、自分がみんなと同じ時間を共有する機会を作ったほうが社長と近いという感覚が生まれますし、何でも言い合える人間関係を作りたいと思ったんです。
 
--社員と時間を共にする方法として、社内勉強会など開かれていますよね。
 
(岩田氏)そうですね、例えば入社1年未満を対象とした社長塾は、私が講師を務めています。全4講なのですが、毎回最後は皆で飲みに行きます。配属先関係なく集まるので、最初は知らない者同士ですが、全工程が終わる頃にはすごく仲良くなれます。他に、業者さんとの勉強会や誕生日会、バーベキューといったイベントも開催していました。全て社員と関わる時間になっています。コロナ禍につき現在は休止しているものもありますが、スタイルを変えて今でも定期的に開催しています。
--チーム作りの一環なのですね。とはいえ、人が増えるにつれて、自分の想いや考えが伝わらないのではないかという不安はありませんか。
 
(岩田氏)ありますよ、ただ今はあまりそう感じませんね。週一回、一般社員だけで運営している理念塾というものがあって、リーダーがテーマを決めてディスカッションするのですが、これによって店舗同士横のつながりが強化されますし、理念の浸透にも役立っています。
 
--最後に、今後の構想をお聞かせください。
 
(岩田氏)コロナで出店の仕方を考えるようになりましたね。こういう状況になり、業態変更したい経営者も増えたと思います。幸い私たちは韓国業態が好調ですので、これからはFCも視野に入れていきたい。既存にある餃子と韓国料理の業態を伸ばしていくのが目標ですが、闇雲に手を組むのではなく、バイタリティの理念に共感してくれる相手とタッグを組みたいですね。直営店と同じように,自社のスタッフがきちんと入って丁寧な店作りをしたいので。
また、これはどの会社にもあると思いますが、事業継承をどうしていくか。いつか必ず直面する問題なので、自分が動けているうちに、対策は早ければ早いほどいいと思っています。上場もひとつの手ですよね。どうやって会社を発展させていくかは尽きない課題です。


経営に関してはもちろん、社員の育成も、熱い想いをもって手を抜かず向き合う姿勢に、こちらまで活力をいただきました。
岩田社長ありがとうございました! 株式会社バイタリティHP: https://vitality.co.jp/

■巻島 月島店
所在地:東京都中央区月島1-22-1 
MID TOWER GRAND 112区画
電話番号: 03-3520-9760
営業時間11:30〜24:00 : <通常時> 定休日:年中無休
※緊急事態宣言発令により、営業時間・定休日が記載と異なる場合あり

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